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北朝鮮が飛翔体2発発射、今年12回目…米韓ゆさぶり

金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮通信=共同)
金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は31日午後、中部の平安南道(ピョンアンナムド)付近から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体2発を発射した。韓国軍合同参謀本部が明らかにした。日本の防衛省は、弾道ミサイルとみられるものが発射されたと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したもようだ。日米韓の当局が飛翔体の分析を進めている。

 北朝鮮によるミサイルなどの発射は10月2日に新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射して以来で、今年5月以降12回目。今回は陸上から発射されており、「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」と称した事実上の短距離弾道ミサイルを含め、最近試射した新型短距離弾道ミサイルと同種の可能性がある。

 北朝鮮の非核化などをめぐる米朝実務協議が10月5日にスウェーデンのストックホルムで開かれたが、実質物別れに終わった。その後も北朝鮮はトランプ米政権に敵視政策の完全撤回などを求め、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が期限に指定した年末までに再考するよう金英哲(ヨンチョル)党副委員長名などで相次ぎ談話を出して迫っており、米側の関心を引き付ける狙いがありそうだ。

 あえて内陸を横断するコースで発射することで、新型兵器の実戦配備に向けて飛行精度を誇示する目的もうかがえる。金氏は、南北経済協力を象徴する東部の金剛山(クムガンサン)で韓国側が建てた観光施設の撤去も指示しており、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権を一層揺さぶる思惑ともみられる。

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