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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国警察に吹く北風

 韓国・釜山の公園に「抗日通り」の看板(左上)を設置し、集会を開く市民団体。国内はデモが容認、奨励される空気が強い(共同)
 韓国・釜山の公園に「抗日通り」の看板(左上)を設置し、集会を開く市民団体。国内はデモが容認、奨励される空気が強い(共同)

 ソウル中心部の米大使公邸に18日、親北朝鮮団体の大学生ら17人が侵入しデモを行った事件の波紋が収まらない。警察官の目前ではしごを使って塀を乗り越えた上、韓国警察は排除に1時間以上も要する失態だった。

 「学生らにけがをさせてはいけない」との理由に加え、多くが女子学生で「体を触れない」として女性警察隊の到着を待っていたからだという。保守系紙は、米韓関係にも影響すると警察の弱腰を非難するが、警察官の置かれた状況をよく知る知人は「彼らもかわいそうだ」と同情していた。

 けがをさせれば訴訟沙汰になる上、現政権が「反朴槿恵(パク・クネ)デモ」から生まれたと自任するだけに、デモが容認、奨励される空気が強い。過激デモで負傷する警察官は後を絶たないが、ほとんど顧みられない。

 産経新聞ソウル支局にも7月に男が抗議と称して押し入る事件があったが、駆け付けた警察官らは男を取り囲みながら一通り抗議文を読ませた上で、やんわりと任意同行を求めた。男を刺激しないよう気を使っている様子がにじんでいた。

 日本メディアの支局への巡回も強化され、警察官が「変わったことはないか」と度々訪ねてくる。不法デモには毅然(きぜん)と対応してほしいが、「日々、お勤めご苦労さまです」と心からエールを送りたい。(桜井紀雄)

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