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緒方貞子さん死去 国連難民高等弁務官など歴任

緒方貞子さん
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 日本人として、また女性として初の国連難民高等弁務官を務め、難民支援に貢献した国際協力機構(JICA)元理事長の緒方貞子(おがた・さだこ)さんが29日までに死去した。JICAによると、22日午前2時18分、東京都内の病院で亡くなった。92歳。東京都出身。死因は公表していない。葬儀は近親者で29日に実施した。後日、「しのぶ会」(仮称)を執り行う。

 緒方さんは昭和2(1927)年生まれ。曽祖父は犬養毅元首相、祖父は芳沢謙吉元外相。外交官の家庭に育ち、米国、中国、香港などで幼少期を過ごした。4歳のとき、五・一五事件で曾祖父を亡くした。

 聖心女子大を卒業後、米ジョージタウン大やカリフォルニア大バークレー校の大学院で学び、政治学の博士号を取得した。76年、女性初の国連日本政府代表部公使に起用され、上智大教授や国連人権委員会の日本政府代表などを歴任した。

 91年1月、第8代国連難民高等弁務官に就任。2000年末までの任期中に、イラク・クルド難民の大量流出、ボスニア紛争、ルワンダ難民問題などに対応した。高等弁務官事務所の財政再建にも取り組んだ。

 退任後、アフガニスタン復興支援政府代表を務め、03年に新たに発足したJICAの初代理事長に就任。約8年半の在任中、アフガンや南スーダンなど途上国支援に尽力した。

 宮内庁関係者によると、聖心女子大の同窓生で、緒方さんと深い親交があった上皇后さまは29日昼すぎ、葬儀が営まれた都内の教会を弔問されたという。

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