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ロシア軍憲兵隊、シリア北部国境の町へ クルド人勢力、さらに窮地に

シリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)に展開するロシア軍憲兵隊=23日、シリア北部のコバニ(AP)
シリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)に展開するロシア軍憲兵隊=23日、シリア北部のコバニ(AP)

 【シャンルウルファ(トルコ南東部)=佐藤貴生】シリア北部の少数民族クルド人勢力をトルコとの国境周辺から排除することで同国と合意したロシアの軍憲兵隊は23日、シリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)に展開した。トルコとの合意に基づき、シリアのアサド政権の治安部隊と合同でクルド人勢力の撤収を進める。ロイター通信が伝えた。

 米軍撤収で生じた空白をロシアやトルコが埋めることで、両国がシリア情勢で主導権を握ることが鮮明になってきた。ロシアが支援するアサド政権も北部への影響力を増す見通しだ。

 アインアルアラブは数年前、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が激戦の末、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から奪還した町。露軍などはトルコ国境から約30キロの地域からクルド人勢力を撤収させ、重火器類を回収する。

 一方、露軍はトルコ軍と協力して来週からシリア側国境の10キロ圏内でパトロールを始める予定で、クルド人勢力はさらに厳しい立場に追い込まれそうだ。露大統領府報道官は、クルド人部隊がアインアルアラブから撤収しない場合、「トルコ軍の重圧」にさらされるとし、クルド人勢力に迅速な撤収を呼びかけた。

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