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韓国首相、請求権協定「今後も尊重し守る」慶応大で交流会

慶応大法学部の学生から質問を受ける韓国の李洛淵首相(左)=23日、東京都港区の慶応大(時吉達也撮影)
慶応大法学部の学生から質問を受ける韓国の李洛淵首相(左)=23日、東京都港区の慶応大(時吉達也撮影)

 訪日中の韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は23日、慶応大(東京都港区)で日本人学生20人との交流会に臨んだ。冒頭のあいさつで、両国間の賠償問題の解決を明記した1965年の日韓請求権協定に言及し「日本同様、韓国も協定を守ってきた。今後も尊重し守る」と発言。「解釈の違いは対話を通じ解決できる」と訴えた。

 一方、両国関係の改善に向け「まず経済分野を政治から手放すべきだ」とし、日本の対韓輸出管理問題の解決を優先事項とみる立場を強調。24日の安倍晋三首相との面会を前に、徴用工問題の解決に重点を置く日本政府との見解の違いが改めて浮き彫りになった。

 質疑応答では、新聞記者時代に東京特派員の辞令を受けるのと前後し、野党指導者だった金大中(キム・デジュン)元大統領の周辺から総選挙への出馬を要請されたエピソードを披露。日本への関心の高さから「躊躇(ちゅうちょ)なく出馬を断った」と振り返った。

 李氏はさらに、「50年にも満たない不幸な歴史によって、日韓の1500年の交流を無意味にするのは愚かだ」とする98年の金大中氏の演説を紹介。「偏見を持たずに勉強し、未来志向の両国関係について考えてほしい」と呼びかけた。

 対話に参加した法学部3年の大原望さん(21)は「もっと厳しい人だと考えていたが、学生にも丁寧に、ざっくばらんに話をしてもらえた。『両国の若者が交流できる環境を大人が作らなければならない』という話が印象に残った」と話していた。(時吉達也)

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