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トルコのクルド攻撃 IS民兵脱走に懸念 仏外相がイラクに欧州人の身柄移送を打診 イラクは否定的

12日、イラク北部のアルビルで、トルコのシリア攻撃に抗議するクルド人ら(ロイター)
12日、イラク北部のアルビルで、トルコのシリア攻撃に抗議するクルド人ら(ロイター)

 【パリ=三井美奈】トルコ軍のシリア北東部侵攻を受け、ルドリアン仏外相は17日、イラクでハキム外相と会談した。シリアのクルド人勢力に拘束された過激組織「イスラム国」(IS)民兵の脱走が懸念される中、ルドリアン氏はフランス人ら欧州人民兵の身柄引き取りを求めたもようだが、イラク側は否定的な立場を示した。

 仏メディアによると、シリアのクルド人勢力はIS民兵約1万2千人を拘束しており、このうち5分の1は外国人。フランス人も50人前後いるとされる。トルコ軍の侵攻後、外国人の約800人が脱走したとの情報もある。

 ルドリアン氏はハキム氏との会談を前に「フランス人を含めたIS民兵を裁く仕組みをイラク当局と話し合う必要がある」と発言。会談ではフランス人ら欧州出身のIS民兵について、イラクでの裁判実施を促したとみられる。

 だが、ハキム氏は声明で、「わが国は、外国でテロを犯した外国人には関与しない」と表明。シリアで拘束された民兵については、出身国が引き取るべきだとの立場を示した。

 イラクやシリアでISに加わった欧州人で、フランス出身者は最多。同国では2015年以降、ISテロが相次いだこともあり、政府はこれまで、拘束されたフランス人民兵は「現地で裁判にかけるべき」として、身柄引き受けを拒否してきた。イラクは、国内で拘束した外国人については裁判を行っている。

 シリアでクルド人勢力に拘束されたIS民兵の国籍は50以上。ロイター通信によると、フランスのほかドイツやオランダ、スウェーデンなど欧州各国が民兵の扱いをめぐり、イラクに専門家を派遣した。 

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