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トルコ攻撃拡大、IS、爆弾テロで初声明 シリア北部

炎を上げる車(シリアのクルド系通信社ANHA提供・AP)=11日、シリア北東部カミシュリの爆発現場
炎を上げる車(シリアのクルド系通信社ANHA提供・AP)=11日、シリア北東部カミシュリの爆発現場

 【カイロ=佐藤貴生】トルコのシリア北部への空爆や砲撃は3日目の11日、各地で激しさを増し、国連は避難民が10万人に達したと述べた。人道危機の深刻化が懸念されている。一方、シリア北東部の国境の町カミシュリでは自動車に積んだ爆弾が爆発し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。トルコの攻撃開始以来、ISがテロ事件で犯行を認めたのは初めて。地域の情勢は急速に不安定化している。ロイター通信が伝えた。

 トルコ軍と戦っているシリアの少数民族クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は、北部の町テルアビヤドで3日間で最大規模の衝突があったとしている。トルコ軍などの地上部隊はシリア側の町で制圧を進めている。

 カミシュリの爆発では民間人3人が死亡、9人が負傷したもようだ。ISはクルド人が標的だったとしている。SDF報道官は、カミシュリの収容施設からISの元戦闘員5人が脱走したと述べた。元戦闘員の家族ら数千人が暮らす近郊の施設では、収容されている女性らがテントに放火したり監視員らに投石したりして抵抗を始めたという。

 米国は3月、シリアにおけるISの支配地域を完全に奪還したと宣言。元戦闘員の本国送還が遅れ、SDFは支配地域で1万人以上の元戦闘員を収容、監視しているとされる。脱走者が増えれば混乱がさらに拡大しそうだ。

 エスパー米国防長官は11日、IS掃討で共闘したクルド人勢力を決して見捨てないと強調し、両国関係に「劇的な損害」を与えかねないとしてトルコに攻撃の停止を求めた。

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