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クルド勢力が反撃、戦闘激化 トルコのシリア攻撃で6万人避難

トルコ南東部アクチャカレで、シリア側からの砲撃を受けた建物=10日(地元住民提供・共同)
トルコ南東部アクチャカレで、シリア側からの砲撃を受けた建物=10日(地元住民提供・共同)

 【カイロ=佐藤貴生、ニューヨーク=上塚真由】シリア北部に地上部隊を進軍させたトルコ軍は11日も少数民族クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)支配地域への攻撃を続けた。国境周辺の複数の場所で双方の衝突や砲撃の応酬が起きており、戦闘が激化しているもようだ。また、シリア側からは6万4000人が避難したとの推計もあり、人道危機の懸念が強まっている。ロイター通信が伝えた。

 トルコはシリア北東部のラス・アルアインと、約100キロ離れた北部のテルアビヤドを集中的に攻撃。地上部隊は2つの町の周辺で制圧を進めている。トルコ側はSDFの民兵数百人を殺害したとしているが、シリア人権監視団(英国)の集計では、死者はSDFの民兵32人を含む約75人にとどまっている。

 トルコへの批判が高まる中、エルドアン大統領は欧州に対し、SDFへの攻撃を侵略だとみなすのなら、「ゲートを開き、360万人の(シリアから来た)難民をそちらに送る」と述べて牽制(けんせい)した。

 トルコの軍事作戦開始を受け、国連安全保障理事会は10日、非公開会合で対応を協議。英仏独など欧州6カ国が共同で声明を発表し、作戦停止を求めたが、安保理の一致した見解は出なかった。米国のクラフト国連大使はトルコに対し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が混乱に乗じて復活するようなことがあれば、「結果が生じる」と警告した。会合後、記者団に語った。

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