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道半ばの改革者に光 平和賞のアビー首相、民族融和にも尽くす 

エチオピアのアビー・アハメド首相(ロイター)
エチオピアのアビー・アハメド首相(ロイター)
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 アビー氏のノーベル平和賞受賞の知らせを受け、エチオピア首相府は「すべての国民の勝利だ」とする声明を出した。国境紛争や民族対立の解決に取り組んできた改革者らしいメッセージといえる。

 昨年4月の首相就任からわずか3カ月後のことだった。隣国エリトリアの首都アスマラを訪れて同国のイサイアス大統領と会談し、2年間で推定10万人が死亡した国境の村バドメをめぐる紛争(2000年停戦)に公式に終止符を打った。アビー氏は「愛は戦車やミサイルのような近代兵器よりも偉大だ」と述べ、約20年ぶりの国交樹立の意義を訴えた。

 停戦後の03年にも軍事衝突の危機を招くなど、両国関係は長く険悪なままだったが、アビー氏はバドメの領有権を放棄する形で矛を収めた。その瞬間、行き来ができず、両国に離ればなれのまま暮らしていた多数の友人や親類が、久しぶりに開通した電話で旧交を温めたといわれる。

 国内でも女性が閣僚の半数以上を占める内閣改造を行うなど男女格差の解消を進めただけでなく、非常事態宣言の解除▽政治犯数千人の釈放決定▽反体制活動家の入国許可▽自由なメディア報道の解禁-など、民族融和を促す政策を矢継ぎ早に実施した。

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