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EU離脱で英とアイルランド協議 離脱条件で「合意可能」

演説するジョンソン首相=2日、英中部マンチェスター(ゲッティ=共同)
演説するジョンソン首相=2日、英中部マンチェスター(ゲッティ=共同)

 【ロンドン=板東和正】ジョンソン英首相は10日、アイルランドのバラッカー首相と英中部ソーントン・ホウで欧州連合(EU)離脱問題をめぐり会談し、英国とEUは離脱条件で合意できる道を見つけられるとの認識で一致した。バラッカー氏は会談後、合意に向けた協議は「とても神経を使う局面にさしかかっている」とも述べ、離脱期限が10月末に迫る中、なお楽観はできない状況だ。

 両首脳の会談が実施されたのは、ジョンソン氏が2日に離脱条件に関する「最終提案」をEUに提示して以来、初めて。提案で示された内容では、離脱によって英領北アイルランドとアイルランドの厳格な国境管理が復活し、国境付近の情勢が不安定になる恐れがあるとして、EU側では修正が必要との声が上がっている。

 バラッカー氏もこれまで「(国境問題を解決する)目的を十分に満たせていない」と指摘していたが、今回の会談後、「とても前向きで将来に希望が持てる協議だった」と述べた。両首脳は協議を続ける方針で合意した。

 両首脳は2時間以上の会談で提案の内容を協議し、厳格な国境管理を設けず税関検査を行う方法について話し合ったとみられる。ただ、具体的な内容は明らかにされなかった。

 ジョンソン氏の提案では、国境管理問題の解決まで英国全体がEUの関税同盟にとどまるとした離脱協定案の「安全策」条項を削除。北アイルランドだけを当面、モノの自由な移動を保証するEU単一市場に残すとした。単一市場に残ることで、国境の農作物などを検疫する施設は不要な半面、関税同盟から抜けるため税関検査は必要になる。ジョンソン氏は、電子的な検査や国境から離れた施設で対応する方針だが、EU側は実現が困難と否定的な考えを示していた。

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