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香港警察が迅速排除でデモ拡大を封じ込め 一般市民も「警察は家族ごと死ね」と罵声

6日昼、香港島の繁華街、銅鑼湾で雨の中、デモ行進する若者(田中靖人撮影)
6日昼、香港島の繁華街、銅鑼湾で雨の中、デモ行進する若者(田中靖人撮影)

 【香港=田中靖人】「緊急状況規則条例」(緊急法)によるマスク着用禁止の「覆面禁止法」が施行されて初めての日曜日となった6日、香港警察は夕方の早い時間から催涙弾による強制排除に乗り出し、抗議活動の拡大を防いだ。香港島の中心部でも多数の参加者を拘束、警察に反発する市民が集まり罵声を浴びせた。

 林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は5日のテレビ演説で「確固たる意志で暴徒と関係を絶とう」と強硬策を示唆していた。6日の香港島中心部のデモ行進では、防毒マスクやヘルメットを身につけた「勇武派」だけでなく、医療用マスクなど軽装の一般のデモ参加者が滞留する時間帯から、警察の強制排除が始まった。

 強制排除は香港島北部の幹線道路を、政府庁舎のある西側の金鐘(アドミラリティ)付近からデモ行進の出発地点の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)まで押し戻す形で進んだ。雨上がりのため放火はほぼなく、デモ隊は歩道の敷石を掘り出して投石。中間地点の湾仔(ワンチャイ)では、香港ラジオの記者がデモ隊が逃げながら投げた火炎瓶が体に当たってやけどを負った。

 強制排除の終点の銅鑼湾では、4日夜に続き中国系銀行の支店が破壊された。警察は多数の若者を拘束。中には小学生程度の子供に身分証の提出を求める機動隊員もいた。カメラを向けると、強いライトを当てて撮影を妨害した。

 拘束現場では、マスクをしていない一般市民も集まり「警察は家族ごと死ね」などと罵声を浴びせ、規制線の中にペットボトルを投げ込んだ。移動する警官隊に数十人がつきまとってののしり、警察車両に乗り込んで撤収すると歓声を上げた。

 警察はこの日、香港島以外のデモ現場でも強制排除を早めた。地下鉄は午後9時からの運転停止予定を一部で早めた。

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