PR

ニュース 国際

米朝協議は「決裂」と北朝鮮 「米は手ぶらできた」

会見する北朝鮮の金明吉首席代表ら=5日、スウェーデンのストックホルム(ロイター)
会見する北朝鮮の金明吉首席代表ら=5日、スウェーデンのストックホルム(ロイター)
その他の写真を見る(1/2枚)

 【ソウル=桜井紀雄、ワシントン=黒瀬悦成】スウェーデンのストックホルムで5日に行われた北朝鮮の非核化などをめぐる米朝実務協議の終了後、北朝鮮首席代表の金(キム)明(ミョン)吉(ギル)巡回大使は「協議はわれわれの期待に沿わず、決裂した。非常に不快に思う」と記者団を前に主張した。米側が「手ぶらで現れた」とも非難し、交渉を中断したと述べた。

 北朝鮮外務省報道官は6日、「米国がわが国の安全と発展を阻害する敵視政策を完全で後戻りできないよう撤回する実質的な措置を取るまで今回のような腹立たしい協議をする意欲はない」との談話を発表した。

 金氏の主張に対し、米国務省のオルタガス報道官は「8時間半に及んだ議論の内容や雰囲気を反映していない。米国は複数の工夫されたアイデアを提示したし、話し合いも良好だった」と反論。ベトナムでの2回目の首脳会談物別れ後、7カ月ぶりに再開された協議でもなお米朝の認識の溝の深さを露呈させた。

 オルタガス氏は、今回の協議で昨年6月の初の首脳会談での共同声明にうたわれた「完全非核化」や「北朝鮮の安全の保証」の進展に向け、米代表団が多数の新提案について説明したとしている。具体的な提案の内容には言及しなかった。

 金氏は、米側の対北制裁や米韓合同軍事演習の実施を問題視した。北朝鮮が取った核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射中止などの措置に対し「米国が誠意を持って応えれば、次の段階の非核化措置に向けた本格的議論に入れる」と主張し、年末までの熟考を米側に促したと説明。報道官談話も米側の再考期限を年末までと念押しした。

 オルタガス氏は、スウェーデン政府の提案を受け入れる形で2週間以内にストックホルムで再協議することに応じたとしたが、北朝鮮は報道官談話で「根拠のない話」だと一蹴した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ