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香港政府、デモ参加者のマスク着用禁止 緊急法5日施行 

中華人民共和国建国70年を祝う旗を燃やす香港のデモ参加者=4日、香港(ロイター)
中華人民共和国建国70年を祝う旗を燃やす香港のデモ参加者=4日、香港(ロイター)
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 【香港=田中靖人】香港の林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は4日、諮問機関、行政会議の臨時会合を開き、「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動し、デモ参加者のマスク着用を禁止する「覆面禁止法」を緊急立法で制定した。

 5日午前0時の施行。緊急法の発動は英国統治下の1967年に中国共産党支持派の大規模な暴動が起きて以来、半世紀ぶり。97年の香港返還後では初めてとなり、香港情勢は新局面を迎えた。市民は4日夜、各地で抗議デモを実施し、一部が破壊や放火を行うなど、覆面禁止法に強い反発を示した。

 緊急法は、行政長官と行政会議が「緊急事態または公共の安全に危害が及ぶ事態」と判断した場合、立法会(議会)の手続きを経ずに通信や報道、集会、移動の自由を制限し、最高で終身刑を科せると定めている。民主派は「事実上の戒厳令だ」と反対してきた。

 こうした反発に、林鄭氏は記者会見で、緊急法を根拠とする禁止法制定は「緊急事態の宣言ではない」と強調した。

 林鄭氏はまた、衝突が香港各地に拡大した現状は「公共の安全に危害が及ぶ事態」に該当すると主張。覆面禁止の目的は「暴力の停止だ」と訴えた。デモの参加者に顔を覆うことを禁じ、違反者には禁錮1年以下か罰金刑を科す。一方、報道で検討中とされた夜間外出禁止令は、親中派の有力議員が「警察に負担がかかり実行は不可能」と反対し、採用されなかった。

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