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香港で撃たれた高2訴追 暴動・警官襲撃 デモ隊反発も

3日、香港の鉄道駅で、警官に向かって抗議の声をあげる若者ら(ロイター)
3日、香港の鉄道駅で、警官に向かって抗議の声をあげる若者ら(ロイター)

 【香港=田中靖人】香港の検察当局は3日、1日の衝突で銃撃された高校2年の男子生徒について、暴動罪と警察官襲撃罪による裁判手続きを開始した。警察の実弾射撃を正当化する意味合いがあり、デモ参加者らのさらなる反発を招く可能性が高い。抗議活動は一部で3日夜も行われた。複数の香港メディアは3日、香港政府が夜間外出禁止令や覆面禁止法の緊急立法を検討していると伝えた。

 男子生徒は両罪で訴追され、3日、裁判所で予備審問が行われた。生徒本人は入院中のため欠席した。警察は2日、拳銃の使用は大勢のデモ隊に鉄パイプなどで襲われて倒れた同僚を助けるためで「生死の境目」にあり、他に選択肢はなかったと強調した。

 一方、デモ隊寄りの地元紙、蘋果(ひんか)日報は3日付の検証記事で、銃撃した警察官は左手に暴徒鎮圧用の小銃を持っていた上、拳銃による事前の警告射撃もなく、銃撃後の3分間、生徒を放置し周囲の誰も救命処置を行わなかったと批判した。

 3日深夜にも数カ所で集会が開かれ、参加者が道路を一時占拠するなどした。香港島の地下鉄、太古駅では、約100人のデモ隊が警官隊とにらみ合った。

 警察官で作る団体は2日の声明で、公安条例に基づく夜間外出禁止令の発出などを要求。複数の香港メディアは3日、香港政府が外出禁止令や、「緊急状況規則条例」(緊急法)の発動による緊急立法で、デモ参加者のマスク着用を禁止する「覆面禁止法」の制定を検討していると報じた。

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