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北のSLBM発射 織田邦男元空将「実験段階も技術は進展」

織田邦男・航空自衛隊元空将
織田邦男・航空自衛隊元空将

 北朝鮮は前々から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発を進めている。今回のミサイル発射もその一コマだとすれば、水面に射出した後に点火する「コールド・ローンチ」の技術を確かめたのではないか。

 しばらくは実験段階が続くだろう。北朝鮮の新型潜水艦は3千トン級とされるが、SLBMを搭載するには最低でも5千トン級の潜水艦が必要だ。形状をみても、中国やロシアの戦略ミサイルを積む潜水艦は胴体が膨れあがっているが、北朝鮮の潜水艦にその特徴はない。

 とはいえ、技術の進展は否めない。SLBMは固体燃料で発射するが、この技術は陸上からのミサイル発射にも使える。液体燃料と違い、事前に充填(じゅうてん)することで即時発射ができるため対処が難しい。

 もちろん、北朝鮮がいずれ5千トン級以上の潜水艦を持つようになればさらにやっかいだ。北朝鮮の近海は浅いため対潜戦での対処はそこまで難しくないが、SLBMを運用できるようになれば近隣諸国に対する政治的な影響力は大きくなる。

 最悪のシナリオは、南北統一による韓国と北朝鮮の技術の合体だ。韓国はすでに大型潜水艦を進水させている。ここに北朝鮮の短距離核弾頭ミサイルが搭載されれば、ターゲットはまさに日本だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権の北朝鮮への“すり寄り”は特に注視する必要がある。

 日本は北朝鮮のミサイル発射について国連安保理制裁決議の枠内で批判しているが、最も危機に直面する国として、米国をはじめ国際社会に対し北朝鮮の脅威をもっと訴えるべきだ。(談)

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