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習近平氏「中国の地位揺るがぬ」と米を牽制 建国70年行事

中国建国70年を迎え、演説する習近平国家主席を映し出す巨大スクリーン=1日、北京の天安門広場(共同)
中国建国70年を迎え、演説する習近平国家主席を映し出す巨大スクリーン=1日、北京の天安門広場(共同)

 【北京=西見由章、香港=田中靖人】中華人民共和国の建国70年となる国慶節(建国記念日)の祝賀行事が1日、北京の天安門広場で開かれた。習近平国家主席(中国共産党総書記、中央軍事委員会主席)が天安門楼上で演説し、対中圧力を強めるトランプ米政権を念頭に「いかなる勢力も偉大な祖国の地位を揺るがし、中国人民の前進を妨げることはできない」と述べて米側を牽制(けんせい)した。

 習氏は演説後、車に乗って人民解放軍の部隊を閲兵し、習指導部としては3度目となる軍事パレードを挙行。世界2位の予算規模を抱える軍の威容を内外に誇示した。

 米国との貿易戦争の激化や経済成長の減速、香港の反政府デモ拡大といった問題が山積する中、習氏は演説で「全国の各民族人民はより緊密に団結しなければならない」と呼びかけた。香港についても「一国二制度」を堅持し、香港の長期的な繁栄と安定を維持すると強調した。

 軍事パレードは約80分間実施。過去最大級の規模となる将兵ら約1万5千人が航空機160機余り、車両など580台と共に参加し、習氏への忠誠を誓った。米本土に届く移動式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風(DF)41」や、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「巨浪(JL)2」など陸海空軍とロケット軍、戦略支援部隊の最新兵器が初公開された。

 軍事パレードに続いて、市民ら約10万人が参加する祝賀パレードも行われた。

 一連の祝賀行事は、香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官も見学。香港の「逃亡犯条例」改正問題をめぐる抗議活動に対峙(たいじ)して負傷した警察官らを招待し、デモへの厳しい取り締まりを支援する姿勢をアピールした。

 一方、香港では1日、中国建国70年に合わせて各地でデモや集会が開かれ、一部の参加者と警官隊が衝突した。デモ隊が石や火炎瓶を投げつけ、警官隊は応戦。警察が発射した実弾がデモ参加者1人に命中した。実弾がデモ参加者に当たったのは初めて。

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