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香港は厳戒態勢 デモ呼び掛けで商業施設休業や駅封鎖も

中国建国70周年で国旗を掲げる親中派の香港住民(ロイター)
中国建国70周年で国旗を掲げる親中派の香港住民(ロイター)

 【香港=田中靖人】香港は1日、中国建国70年を厳しい警戒態勢の中で迎えた。抗議活動を警戒して地下鉄の駅や複数の商業施設が休業し、香港政府は「1万人規模」(地元紙)の警察官を動員して警戒に当たっている。

 ネット上では1日を「決戦日」と位置付け、多数のデモが呼びかけられた。警察は30日夜、香港島中心部の湾仔にある集合住宅で火炎瓶の材料を所持していた男5人を拘束した。

 香港の地下鉄は30日深夜、混乱が予想される3駅の終日閉鎖を決定。1日早朝にはさらに8駅を昼前から閉鎖すると発表した。また、ネット上で放火予告があったなどとして複数の商業施設が営業を中止した。

 1日午前には、建国記念式典が香港島中心部の会議場で開かれた。北京での祝賀行事に出席している林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官に代わり演説した張建宗政務官は「過激な抗議者の暴力により社会秩序が破壊され、下向き圧力の経済がさらに悪化している」と抗議活動を批判し、「社会の矛盾を前に全ての香港人が団結する必要がある」と訴えた。混乱を警戒し、屋外での国旗掲揚式は来賓が室内から中継を見る方式に変更された。

 商業ラジオ(電子版)によると、式典に先立ち、民主派の立法会(議会)元議員ら十数人が抗議のため会場に近づこうとして警察に阻止された。

 1日はほかに、「共匪(共産党の蔑称)が中国を侵略した国難から70年を悼む」として、香港国際空港や建国記念レースが行われる競馬場を占拠する呼びかけがある。また、午後には香港島の中心部で民主派団体主催のデモ行進が予定されていたが、警察は許可しなかった。これまでの例から多数の市民が参加する見通しで、一部参加者と警察との衝突が予想される。

 香港政府は同日夜の記念花火大会も中止している。

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