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中国の香港干渉、阻止の構え強めるトランプ政権

24日、米ニューヨークの国連本部で、一般討論演説するトランプ大統領(ロイター)
24日、米ニューヨークの国連本部で、一般討論演説するトランプ大統領(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権は香港情勢に関し、議会と連携して中国の習近平体制による香港への干渉を阻止する構えを強めている。

 トランプ大統領は24日の国連での一般討論演説で、「米国は香港情勢を慎重に見守っている。世界は中国政府が香港の自由と司法制度、民主的な生活様式を守ることを確約した、英国との拘束力のある条約を尊重することを期待する」と述べて中国を牽制した。

 トランプ氏はまた、「中国が香港情勢に適切に対処するかは、中国の世界における役割と将来を占うことになる」と述べ、事態の平和的収拾を促した。

 トランプ氏が香港情勢でこれほどの強い口調で中国に警告を発したのは初めて。貿易問題に加え、人権も含めたあらゆる分野で中国に圧力をかけていくとするトランプ政権の対中戦略を反映したものだ。

 トランプ氏は一方で、香港の抗議デモを直接的に支持する言及は慎重に避けてきた。これは、一般に指摘される「米中の貿易交渉への配慮」というよりはむしろ、「抗議デモの黒幕は米国」と主張する中国に言質を与えないために抗議デモと一定の距離を保つ意図が込められている。

 一方、上下両院の外交委員会は25日、超党派の「香港人権民主法案」を全会一致で可決した。両院の本会議で可決され、トランプ氏が署名すれば成立する運びで、香港情勢で米国が中国と本格対峙する態勢が整うことになる。

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