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北京の新空港が開業「習近平同志が推進」功績アピール

開業した北京大興国際空港の出発ロビー=25日、北京(共同)
開業した北京大興国際空港の出発ロビー=25日、北京(共同)

 【北京=西見由章】中国当局が北京南部に建設していた「北京大興国際空港」の開業式が25日、現地で行われ、習近平国家主席が開業を宣言した。ロイター通信によると総額4500億元(約6兆7千億円)を投じた国家プロジェクトで、北京首都国際空港と並ぶ世界有数の国際ハブ(拠点)空港を目指す。建国70周年を迎える10月1日の国慶節を前に、中国の発展と習指導部の業績を内外にアピールする狙いがある。

 中国メディアによると、約70万平方メートルのターミナルビルと滑走路4本を持ち、「世界最大級」の空港となる。

 式典であいさつした共産党序列7位の韓正副首相は、同空港建設は「習近平(共産党)総書記が特別に重視」した計画だと言及した。北京市トップの蔡奇・党委書記も「習近平同志が自ら決定、推進した重大なプロジェクト」で「国家発展の新たな動力源だ」と述べ、習氏の功績を強調した。25日午後、初の商業フライトとなる広州行き中国南方航空機が同空港から離陸した。

 同空港建設は1993年に検討が始まり、2009年に現在の建設用地が選定された。ただ習指導部発足後の14年12月に着工し、わずか5年足らずで開業にこぎつけたのは、習氏が号令をかけたことが大きい。

 直接的な目的は、世界2位となる年間約1億人の乗降客を抱え、フライトの遅延が多発する首都国際空港の過密化の解消だ。新空港の乗降客は25年までに7200万人に達し、将来的には北京の2空港で年間計2億5千万人の乗降客を見込む。

 北京大興国際空港は北京中心部の天安門広場の南約46キロに建設。ターミナルビルの設計は、東京五輪で使う新国立競技場の旧計画をデザインした女性建築家、故ザハ・ハディド氏が担当した。ターミナル中心部から放射状に5つの細長い建物が伸びるヒトデのような形状が特徴だ。

 清朝末期に設置され、軍や民間用の空港として使用されてきた北京南苑空港は今月末で運営を停止する。昨年は約650万人の乗降客があった。

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