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気候行動サミットにトランプ氏出席も傍聴のみ グレタさん涙の訴え 

 【ニューヨーク=上塚真由】深刻さを増す地球温暖化に対処するため、各国の首脳らが集う「気候行動サミット」が23日、米ニューヨークの国連本部で開かれた。国連のグテレス事務総長が主宰し、欧州諸国を中心に温室効果ガスの削減に向けた計画や方策を表明。温暖化対策に後ろ向きだとの批判もあるトランプ米大統領は一時会場に姿をみせたが、演説の機会はなく各国で温度差も浮き彫りとなった。

 開会式では、世界規模の若者による抗議活動の火付け役となったスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)が涙ながらに演説。前進しない温暖化対策に言及し、「若い人たちはあなたたちの裏切りを理解し始めている。未来の世代の目があなたたちに向けられている。私たちを裏切るなら決して許さない」と訴えた。

 演説に臨んだ60カ国以上の首脳、閣僚は、温暖化防止策を発表。インドのモディ首相が再生可能エネルギーを拡大させる計画を表明したほか、フランスのマクロン大統領は温暖化対策のための発展途上国への資金援助を拡充させる考えを示した。世界最大の温室効果ガス排出国である中国の王毅国務委員兼外相は、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標達成に向けて真摯(しんし)に取り組んでいる姿勢を強調しつつも、化石燃料からの移行など新たな施策は表明しなかった。

 当初出席が予定されていなかったトランプ氏は、ペンス副大統領らとともに会場に入り、メルケル独首相の演説を傍聴して15分ほどで退席。出席した経緯は不明だが、米国でも温暖化対策を求める世論が高まっていることが背景にあるとみられる。

 豊富な石炭を産出するオーストラリアのモリソン首相や、アマゾン熱帯雨林の火災対策で欧州から批判を浴びるブラジルのボルソナロ大統領は会合に参加しなかった。

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