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野党指導者に組閣指示か アラブ系政党が支持表明 ネタニヤフ首相、さらに窮地に イスラエル

22日、エルサレムで記者会見するアラブ系政党のメンバーら(UPI=共同)
22日、エルサレムで記者会見するアラブ系政党のメンバーら(UPI=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙を受け、アラブ系政党は22日、野党側最大勢力の中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長を次期首相候補として支持すると表明した。アラブ系政党が特定の首相候補を支持するのは1992年以来。

 開票はほぼ終了しており、アラブ系政党は13議席で第3党になる見通し。ガンツ氏ら中道・左派勢力はアラブ系政党の支持を加えて57議席となり、ネタニヤフ首相率いる右派・宗教勢力の55議席を上回る。ただ、いずれも連立政権発足に必要な過半数(61議席)には達していない。

 大統領は議席を得た各党党首の意見を聞いた上で、連立が組める可能性が最も高い政党党首に連立協議を任せるのが慣例で、ガンツ氏が指名される公算が大きくなった。首相の座を維持して汚職罪での訴追回避を狙うネタニヤフ氏がさらに窮地に追い込まれる可能性が出てきた。

 アラブ系政党の代表者は「ネタニヤフ時代を終わらせたい」と述べ、対パレスチナ強硬派の首相の続投阻止のためガンツ氏を支持すると述べた。

 ユダヤ教超正統派への優遇政策撤廃を主張して8議席を得た極右「わが家イスラエル」のリーベルマン前国防相は、現時点ではガンツ、ネタニヤフ両氏のどちらも支持しない意向を示した。

 最初に連立協議の指名を受けた政党党首には約40日の協議期間が与えられ、協議に失敗したら次に有望な政党党首に協議の主導権が移る。多数派工作は複雑さを増し、駆け引きはさらに激化しそうだ。

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