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【環球異見】ソロモン台湾断交 台湾紙「米中覇権争い犠牲者」の証し、中国紙「米国の圧力の限界」

断交前、台北市内の迎賓館で記者会見するソロモン諸島のマネレ外相(左)と台湾の呉●(=刊の干を金に)燮外交部長=9日(田中靖人撮影)
断交前、台北市内の迎賓館で記者会見するソロモン諸島のマネレ外相(左)と台湾の呉●(=刊の干を金に)燮外交部長=9日(田中靖人撮影)

 南太平洋の小国、ソロモン諸島が16日、長年外交関係があった台湾と断交した。経済支援を背景とする中国の外交工作の結果といわれる。台湾紙は「日米などとの関係を強化する蔡英文政権にとって影響はない」と冷静に論旨を展開するが、中国紙は「(断交は)民進党政権に分離独立政策を放棄せよという警告だ」と強調している。

 □台湾 蘋果日報

 ■「米中覇権争い犠牲者」の証し

 台湾では2016年5月の蔡英文政権発足後、6カ国目となるソロモンとの外交関係の断絶を、冷静に受け止めている。呉●燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相に相当)が16日夜、昨年2月の就任以降、断交が4カ国目になるとして「政治責任を取る」と辞任を示唆したものの、総統府が直ちに否定したのも、その表れといえる。

 冷静な理由は、ソロモンのソガバレ首相が今年4月の就任以降、台湾との外交関係の再検討を表明し、数々の報道で断交の可能性が事前に伝えられてきたからだけではない。台湾の大衆紙、蘋果日報の18日付社説によれば、米国が再三、ソロモンに台湾との関係維持を働きかけたにもかかわらずソロモンが中国との国交樹立を選んだのは、「台湾が米国と中国の覇権争いの犠牲者」であることの証しであり、「断交はやむを得なかった」という諦念があるからだろう。

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