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【アメリカを読む】トランプ支持者が集結 「異性愛者パレード」で左右の対立浮き彫り

8月31日、米ボストンで行われた「ストレートパレード」で「正常さを再び正常に」と書かれたプラカードを持つ男性(上塚真由撮影)
8月31日、米ボストンで行われた「ストレートパレード」で「正常さを再び正常に」と書かれたプラカードを持つ男性(上塚真由撮影)

 毎年恒例の性的少数者(LGBT)パレードに対抗し、米ボストンで8月末、異性愛者のための「ストレートパレード」が開かれた。「異性愛者の結束や尊厳を確立する」とうたった異色のパレードには抗議者が大挙して押し寄せ、30人以上が拘束される騒ぎとなった。LGBTを侮辱する「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」との批判を浴びたパレードに参加した米国人の思いとは-。

「政治的正しさにうんざり」

 8月31日正午。パレードの出発点となったボストン中心部の公園で、まず目に入ったのは「2020 TRUMP」「壁を作れ」などと大きな文字で装飾された派手な先導車だ。パレードの参加者は約200人。その大半は、トランプ米大統領の熱心な支持者だということが見て取れた。

 なぜ、このようなパレードを行うのか。主催する「スーパー・ハッピー・ファン・アメリカ」という団体はホームページで「異性愛者は虐げられている多数派だ」と指摘し、「異性愛者の権利のために闘う」とうたった。

 「異性愛者であることは素晴らしい」とのプラカードを掲げたウィリアムと名乗る白人男性(22)もこの主張に賛同して、ボストン郊外からパレードに参加したという。「異性愛者は年々抑圧されているように感じる。LGBTのパレードは歓迎されるのに、今日のパレードに抗議が殺到しているのがその証拠だ」と話し、「LGBTは政府からあらゆる面で守られ、特権になっている。一番損をしているのは、異性愛者で白人男性である自分のような人間だ」と語った。

 また、トランプ氏の2016年の選挙スローガン「米国を再び偉大に」の赤帽をかぶった弁護士のクリス・クラウリーさん(52)は、「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)にはうんざりだ。異性愛者だって、移民やLGBTの人々と同じく行進する権利がある」と訴えた。<

 パレードには動物の着ぐるみ姿で参加する人もいて、クラウリーさんは「これはLGBTへの憎悪ではなく、平和的な祭りだ」と強調したが、実態は様相が異なる。

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