PR

ニュース 国際

【ベルリンの壁崩壊30年】(2)ゆらぐ共同防衛 当時の勇気はどこへ

ベルリンでインタビューに応じる元駐東独米公使のジェームズ・ビンデナーゲル氏(宮下日出男撮影)
ベルリンでインタビューに応じる元駐東独米公使のジェームズ・ビンデナーゲル氏(宮下日出男撮影)
その他の写真を見る(3/3枚)

 その経済力と軍事力で米国の覇権を奪おうとする中国と、米欧をつないだ自由主義を「時代遅れになった」といってはばからないプーチン氏が統治するロシア。権威主義国家への対応のため欧米は今、共通戦略を議論し、戦後に米国が果たしてきた役割を欧州が多く肩代わりすべきときなのに、ビンデナーゲル氏は「ドイツは西独時代と同じまま(米欧の同盟関係が)機能するのを期待しているようにみえる」という。

 89年11月9日のベルリンの壁崩壊は、当時の旧東独市民が当局による鎮圧を恐れず、自由を求めてデモを繰り広げた結果だ。その様子を見てきたビンデナーゲル氏には、国際的な貢献に尻込みするドイツ国民が当時の志を忘れているように思えてならない。

 「ドイツに今、必要なのはあの時、市民が示した自由のために戦う勇気だ」(ベルリン 宮下日出男)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ