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【ベルリンの壁崩壊30年】(1)庇護者の米国、今や「脅威」

1989年11月9日、東西ドイツの国境開放後にベルリン・ブランデンブルク門前の「ベルリンの壁」の上に立つ人々(DPA提供・AP=共同)
1989年11月9日、東西ドイツの国境開放後にベルリン・ブランデンブルク門前の「ベルリンの壁」の上に立つ人々(DPA提供・AP=共同)
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 だが、トランプ氏はその多国主義の秩序を否定する。フォイクト氏は「一国主義は欧州で古い問題を呼び起こし、ドイツの核心的利益にかかわる」と危機感を強める。ドイツの世論は今やトランプ氏の米国を中露以上の脅威とみなす。

 独保険会社「R+V」が昨年9月に発表した世論調査で、ドイツ国民に「最大の不安」を尋ねたところ、「トランプ米大統領の政策」(68%)が首位で、2位は「難民」(63%)。米調査会社「ピュー・リサーチ・センター」の同時期の調査で、トランプ氏を「信頼する」とした10%は、プーチン露大統領(35%)、中国の習近平国家主席(30%)を大きく下回った。

 「中国やロシアよりも米国が脅威だなんて、ばかげている」。独シンクタンク「ジャーマン・マーシャル基金」のヤン・テヒャウ上級研究員は、ドイツ国民がトランプ政権に向ける厳しい視線に、戸惑いを隠せない様子で語った。(ベルリン 宮下日出男)

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