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【エンタメよもやま話】地価急落、プラダ撤退… 大規模デモで揺れる香港からヒト、モノ、カネが逃げていく…

 その証拠に、これらの不動産仲介業者によると、香港では最近「今買うより、しばらく待てば、もっと価格が下がる」との思惑から、手付け金が返ってこないのを承知で購入契約を破棄する買い手が続出。彼らが無駄にしたと言っていい手付金や、売買契約にかかる手数料の総額は7月だけで計350万香港ドル(約4700万円)にも達しました。

 先行きが不透明な米中貿易戦争に加え、今回の大規模なデモが不動産市況を冷え込ませ、高額物件の売れ行きに急ブレーキをかけていることが分かります。

 事実、売れ残った住宅の在庫はここ10年で最高水準を記録。香港の運輸住宅局によると、今年の第2四半期(4月~6月)の末時点の在庫は1万戸で、今年の3月末より千戸も増えていました。

    ◇   ◇

 大規模なデモの長期化は不動産市況だけでなく、一般の買い物客の購買意欲も減退させています。

 8月19日付のSCMP(電子版)などによると、銅鑼湾(コーズウェイ・ベイ)の有名な商店街、ラッセルストリートにあるイタリアの高級ファッションブランド「プラダ」の店舗が来年、閉店するのです。

 日本でも大人気のプラダですが、香港では最盛期で9店舗を展開。とりわけ6番目にオープンしたラッセルストリートの店舗は香港における旗艦店で、広さ1393平方メートル。フロアは3つあります。

 そして、このラッセルストリート、賃料が1平方フィート(0・092平方メートル)あたり2800米ドル(約29万7000円)で、ニューヨーク市の5番街を抜いて世界1なのは有名です。

 そんなわけで、この「プラダ」の旗艦店の賃料は月900万香港ドル、日本円にして何と約1億2000万円。家主と7年間の賃貸契約を結んでおり、来年6月に契約期間が終了します。

 ところがプラダ側は、最近、アリババといった中国の大手通販サイトがプラダ製品を扱い人気を集めていることに加え、大規模デモの長期化で中国本土からの買い物客が減少していることなどから、賃貸契約を更新せず、撤退することを決めたのでした。そのため、家主である香港の世界最大の玩具メーカー、旭日國際控股有限公司(アーリー・ライト・グループ)の最高経営責任者(CEO)兼会長で、大富豪のフランシス・チョイ・チー・ミン氏は、プラダが撤退した後の賃料を500万香港ドル(約6800万円)と、現在より44%値下げすると明かしたのです。

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