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安倍再改造内閣は「安心の布陣」 トーマス・シンキン氏(米ダニエル・モーガン国家安全保障大学院副学長)

トーマス・シンキン氏
トーマス・シンキン氏

 第4次安倍再改造内閣で麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官が留任し、加藤勝信自民党総務会長が厚生労働相として再入閣したことは、米国の政策立案者たちに、日本が引き続き政治的に安定していくと安心を抱かせる布陣だ。

 また、河野太郎外相が防衛相に転じたのは、外相として得た幅広い知見を防衛相として活用でき、米国との安全保障関係には有益だ。英語に堪能であることも、米防衛当局者との信頼関係の構築に役立つ。

 河野氏はまた、米政府とインド太平洋での米国と日本の戦略を策定し追求するにあたり、(影響力の)強い立場にあるといえる。

 外相に起用された茂木敏充経済再生相は、米国との貿易交渉などで期待を上回る活躍をした。外相人事は、日米間の対立点となっている、2国間の経済関係を安倍政権が一層重視していることの表れだ。

 外相の交代に伴い、日本と韓国の関係では前向きな取り組みが促進される可能性もある。そうなることを米国は歓迎する。

 一方、再び厚労相に返り咲いた加藤氏は元大蔵官僚の非常に有能な人物で、将来の首相候補にも取り沙汰されてきた。安倍晋三首相の「能力重視」を反映した人事だ。

 また、小泉進次郎氏を初入閣させたのは、本人を将来的により重要な地位に就けるための動きであるのは明白で、今後も注目を集めていくだろう。

(聞き手=ワシントン支局長 黒瀬悦成)

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