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iPhone、価格競争に巻き込まれる懸念も アップル「値ごろ感」打ち出す

スマートフォン「iPhone」の新型「11」シリーズを発表するアップル幹部=10日、米カリフォルニア州クパチーノ(共同)
スマートフォン「iPhone」の新型「11」シリーズを発表するアップル幹部=10日、米カリフォルニア州クパチーノ(共同)

 米アップルが発表した新たなスマートフォンや動画配信サービスは、高いブランド力を誇る同社には異質といえる低めの価格帯を打ち出し、競合他社への対抗姿勢をにじませた。米中貿易戦争に巻き込まれた同社の一部製品は、米制裁関税の対象とされ逆風にさらされる。従来の新製品より値ごろな高機能スマホはアップル愛好家を射止めそうだが、価格競争の消耗戦に巻き込まれる懸念もある。

 「私たちがアイフォーンの改善の手を緩めることはない」

 カリフォルニア州クパチーノのアップル本社で10日開かれた発表会で、クック最高経営責任者(CEO)がそう語ると、集まった報道陣から拍手がわいた。

 もっとも、同様に大歓声が上がったのはスマホ「iPhone(アイフォーン)」や、動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」の価格が発表された瞬間だった。新型アイフォーンで最低価格の「11」は昨年発売の「XR」の後継機だが、XRの当初価格より1万円安くなった。上位機も価格帯を5千円程度引き下げた。

 誰もが持つようになったスマホ市場で、アップルは昨年まで高機能化を進めて中国や韓国勢と差別化し、価格帯を上げてきた。今回の価格引き下げは従来路線からの転換にも映るが、XRの売れ行きがよかったことを受けた価格戦略の修正のようだ。

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