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米、月内利下げ示唆 FRB議長、下げ幅0・25%か 香港リスクにも言及

討論会で話すFRBのパウエル議長=6日、チューリヒ(ロイター)
討論会で話すFRBのパウエル議長=6日、チューリヒ(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は6日、スイスでの討論会で、「景気拡大を維持するため適切に行動する」と述べ、月内の追加利下げに前向きな姿勢を示した。米中貿易摩擦や、大規模デモが続く香港情勢に警戒感を示したが、「景気後退は予想していない」とも指摘。市場では小幅な利下げを予想する見方が強まっている。

 パウエル氏は、好調な個人消費が支える米経済に自信を示し、当面の景気後退入りを否定した。ただ、貿易摩擦の激化で「先行き不透明感から企業が投資を手控えている」と説明した。

 今後注視する景気リスクとしては、米中対立や英国の欧州連合(EU)離脱問題に加え、大規模デモによる香港の混乱を挙げた。

 米経済指標は、8月の製造業景況感指数が3年ぶりに景気縮小を示す水準に落ち込むなど、強弱が入り交じる。労働省が6日発表した8月の雇用統計も、非農業部門の就業者数が13万人増と、前月(15万9千人)から鈍化した。

 FRBは7月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で10年7カ月ぶりの利下げに踏み切った。トランプ米大統領は景気を後押しする大幅な金利引き下げを要求しているが、パウエル氏は「米経済は好ましい状況にある」と強調した。市場は今月17~18日に開くFOMCで、7月末に続く0・25%の小刻みな追加利下げを決めると見込んでいる。

 一方、FRBが目標とする2%の物価上昇率をめぐり、パウエル氏は「目標を大きく下回る状況を許すわけにはいかない」と話した。「われわれの戦略はインフレ期待の下落を防ぐことだ」として、物価低迷の定着を防ぐため、追加利下げの継続を含めた積極的な金融政策を進める可能性を示唆した。

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