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香港民主化元リーダーら逮捕 即時保釈、デモ強行へ

逮捕後、警察車両で裁判所に到着した黄之鋒氏(左)と周庭氏=30日、香港(ロイター)
逮捕後、警察車両で裁判所に到着した黄之鋒氏(左)と周庭氏=30日、香港(ロイター)

 【香港=藤本欣也】31日の反中国・反香港政府デモを前に緊張が高まる香港で30日午前、2014年の香港民主化運動「雨傘運動」の元リーダー、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(22)と、学生団体の元幹部、周庭(アグネス・チョウ)氏(22)が逮捕された。2人は警察当局の許可を得ていない集会への参加を扇動した罪などで起訴され、同日夕保釈された。

 また、31日のデモ行進を申請していた民主派団体は、警察当局の不許可決定に異議申し立てを行っていたが、30日に棄却された。29日には民主派団体の代表が暴漢に襲撃される事件も発生。民主派団体は31日のデモの中止を決めた。

 しかし一部の民主派や若者たちは香港政府が摘発を拡大・加速していることに反発し、31日のデモを強行する構えで、警官隊と激しく衝突する可能性がある。

 香港メディアによると、黄氏と周氏は6月21日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めて警察本部を包囲した抗議デモに参加し、演説するなどした。

 黄氏は保釈後、「どれだけ逮捕されても香港人は退かない」と強調。周氏も「香港の民主主義のために闘い続ける」と述べた。

 6月9日以降本格化した今回の一連の抗議運動は、指導者がいないことが特徴の一つだが、黄氏や周氏は雨傘運動の元リーダー、元幹部としてその動向が内外から注目されている。2人は雨傘運動後に結成された政治団体「香港衆志」の有力メンバーでもある。

 このほか、香港独立派のリーダー、陳浩天氏も29日夜、香港国際空港で警官への暴行容疑などにより逮捕された。日本へ渡航する予定だったという。立法会(議会)議員や香港大の元学生会会長(女性)らも30日、抗議運動に関連して逮捕された。

 31日のデモは、中国当局が広東省深●(=土へんに川)に武装警察を集結させて圧力をかける中、香港における普通選挙の実現などを求めて、中国政府の出先機関、香港連絡弁公室までデモ行進する計画だった。

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