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IS、シリア・イラクでも復活懸念 なお425億円資金、1万8千人か

26日、G7サミットの開かれた仏ビアリッツで、トランプ米大統領(右)と会談するエジプトのシーシー大統領(ロイター)
26日、G7サミットの開かれた仏ビアリッツで、トランプ米大統領(右)と会談するエジプトのシーシー大統領(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】トランプ米政権は、シリアやイラクでの「イスラム国」(IS)復活に懸念を強めている。ポンペオ国務長官は今月、「3~4年前よりも力を増している地域がある」と述べ、ISが両国で勢力を取り戻しつつあるとの認識を示した。

 イラクでは昨年末、米軍などの支援を受ける政府軍がISへの勝利を宣言。今年3月にはトランプ大統領が「ISはシリアの支配地域を完全に失った」と表明した。

 しかし、実際にはシリアやイラクでのIS封じ込めは難航している。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が今月、米国防総省監察官の報告書などを基に報じたところでは、ISは最高4億ドル(約425億円)を隠し持ち、漁業や車の売買、大麻栽培などに投資。なおもシリアとイラクには最大1万8千人の戦闘員を擁し、狙撃や奇襲、誘拐、暗殺などを実行している。

 シリアでは、対ISで米国と共闘した少数民族クルド人の民兵組織が避難民キャンプを運営し、IS戦闘員の家族らを収容している。しかし、監視の目が行き届かず、ISのイデオロギーが浸透する温床となっているとの指摘もある。

 かつてISが支配したイラクの北部や西部では、年初からの半年間に治安部隊員や民間人ら約140人がISによるとみられる攻撃で殺害された。8月には警官が公衆の面前で首を切り落とされる事件があり、以前と変わらぬ残虐ぶりを示しているという。

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