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IS、アフリカで拠点構築 ネットで宣伝拡散

ISが声明を出した最近の主なテロ事件
ISが声明を出した最近の主なテロ事件

 【カイロ=佐藤貴生】仏ビアリッツの先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に招かれたアフリカ連合(AU)の議長国、エジプトのシーシー大統領は25日、テロ組織との戦いにおける国際協調の必要性を訴えた。アフリカでは昨年から今年にかけ、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が多くのテロ事件で犯行声明を出し、勢力拡大をアピールしている。今年3月、シリアとイラクにまたがる支配地域を失ったISが、アフリカでの拠点構築にシフトしている形だ。

 ISは4月、コンゴ(旧ザイール)北東部ベニ近郊で兵舎が襲撃され、8人が死亡した事件で犯行声明を出した。コンゴでISが犯行を認めたのは初めて。ベニが属する北キブ州では、地元のイスラム過激派武装勢力「民主同盟軍」(ADF)が、大量の民間人を虐殺している疑いがある。

 コンゴは豊富な地下資源をめぐり、乱立する武装勢力による紛争が絶えない。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は4月、ADFはISから活動資金を得ており、ISのロゴが入った動画もネット上にアップしていると伝え、「金がなくて中東に行けない者の徴募に役立っている」との専門家の見方を紹介した。

 英BBC放送(同)は3月、ISはリビアやエジプト、アルジェリア、ソマリア、ナイジェリアに拠点を持ち、チュニジアやブルキナファソでも活動が活発化していると報じた。昨年はエジプト・シナイ半島で181件、ソマリアで73件、ナイジェリアで44件の犯行声明を出した。同年に欧米で声明を出した事件は7件だったという。

 ISはゲリラ戦に回帰する一方、相次ぐ犯行声明などで存在感を誇示して信奉者を広げる戦術を強化しているとされる。このため、これらすべての事件をISが実行したかは不明だ。

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