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北朝鮮がまた飛翔体2発を発射 7月末以降7回目、米韓軍事演習後は初

北朝鮮が発射した飛翔体2発について、いずれも弾道ミサイルだとの見方を表明する岩屋防衛相=24日午前、防衛省
北朝鮮が発射した飛翔体2発について、いずれも弾道ミサイルだとの見方を表明する岩屋防衛相=24日午前、防衛省

 【ソウル=名村隆寛 田中一世】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は24日午前6時45分ごろと7時2分ごろに、東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)宣徳(ソンドク)付近から日本海に向けて、短距離弾道ミサイルと推定される2発の飛翔(ひしょう)体を発射した。北朝鮮は7月25日以降、新型短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、今回で7回目。8月5~20日に行われた米韓合同軍事演習に反発していたが、演習終了後の発射は初めて。

 韓国軍による分析では、飛翔体の飛行距離は約380キロ、最高高度約97キロ。飛行速度がマッハ6・5以上で、今年に入って発射されたミサイルの中では最も高く飛んだという。防衛省では2発の飛行距離を約400キロと350キロだったとみており、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)に落下しなかったとしている。

 日本政府は弾道ミサイルと断定し、外交ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

 トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長から8日に届いた手紙で、演習後にミサイル発射を止め非核化協議を始めたいとの意向を伝えてきたことを明らかにしていた。

 韓国政府は22日に、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決め、日本政府に23日、その旨を公式に通告した。日韓の安保での亀裂が深まるなか、北朝鮮はトランプ氏に約束していたにもかかわらず、ミサイル発射を継続して日米韓を挑発する構えを示した。

 岩屋毅防衛相は24日、記者団に「(ミサイル発射は)明白に国連(安全保障理事会)決議に違反している。距離や種類に関わらず看過できるものではない」と北朝鮮を非難。韓国によるGSOMIA破棄通告直後に発射した意図を問われると「北朝鮮も地域情勢をしっかり見ているから、間隙を突いたということではないか」と述べた。

 韓国軍は日本から情報共有の要請があったとし、協定が11月22日まで有効であるため、情報を共有する意向であることを明らかにした。米韓連合軍司令部の報道担当者は、日韓と緊密に協議するとの声明を発表した。

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