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空自千歳基地司令が離任会見「北海道地震、隊員の意志の強さ知った」

離任の記者会見を行う寺崎隆行空将補=22日午後、北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地(寺田理恵撮影)
離任の記者会見を行う寺崎隆行空将補=22日午後、北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地(寺田理恵撮影)

 領空侵犯の恐れのあるロシア機へのスクランブル(緊急発進)を任務とする航空自衛隊第2航空団司令兼千歳基地司令、寺崎隆行空将補(51)が22日、北海道千歳市の同基地内で離任記者会見を行った。在任中の思い出の一つとして北海道胆振(いぶり)東部地震を挙げ、「助けたいという隊員の意志の強さを思い知った」と述べた。

 航空自衛隊が前年度に実施したスクランブルは全国で999回。このうちロシア機343回の6~7割は千歳基地から発進している。「この5年は回数に大きな変化がない」とした。

 その上で、日露間で北方四島での共同経済活動に関する協議が進む中、8月2日に露メドベージェフ首相が北方領土・択捉島を訪れたことに言及。「スホイ35という新しい戦闘機をバックに、パイロットと握手していた。航空戦力をあえて見せることで、主権を示したとみてとれる」と緊張感をにじませた。

 平成29年9月1日、千歳基地に着任。その後すぐに、北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過した。「とうとう北海道の上を飛ぶようになったのかと驚きを感じた」と振り返った。

 千歳基地の第3高射群はPAC3(地対空誘導弾パトリオット)を運用しており、日本に落ちるような事態があっても対応できる態勢をとっていたという。

 昨年9月の胆振東部地震では、同基地に近い厚真町などが大きな被害を受け、人命救助などに隊員を派遣。「隊員の目の色が違っていたのが印象的だった。自衛官としての使命感がさらに高まっていた」と話した。23日付で福岡県の西部航空方面隊の副司令官に就任する。

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