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香港警察署にレーザー集中砲火 庁舎に落書きも…権威失墜、不信が拡大

警察署にレーザーポインターを照射するデモ隊=14日深夜、香港・深水●(=土へんに歩の「、」を取る)(西見由章撮影)
警察署にレーザーポインターを照射するデモ隊=14日深夜、香港・深水●(=土へんに歩の「、」を取る)(西見由章撮影)
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 【香港=西見由章】香港で、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐる抗議デモが続く中、一般市民の間でも警察当局への不信が拡大し、権威失墜が深刻な状況になっている。

 「ボッカイ(くたばれ)」「ハッケン(悪警察)」

 香港中部の深水●(=土へんに歩の「、」を取る)(しんすいほ)警察署前では、14日夜から15日未明にかけてデモ隊や付近住民ら数百人が集結。香港で日常的に使われる広東語で罵りながら、警察庁舎に向けて、青や緑の強力なレーザーポインターの“集中砲火”を浴びせていた。

 直前には警察側が催涙弾数発を発射したが、デモ隊は包囲を継続。通りに面した庁舎の柱はすべて「狗官(犬=悪役人)」と落書きされた。「鬼(霊)」を鎮めるために紙銭を燃やすお盆の施餓鬼(せがき)供養も署周辺で行われた。「悪霊退散というあてつけだ」(地元住民)という。

 「任務遂行の妨害になる。直ちに立ち去れ!」。警官がスピーカーで怒鳴ったが、ヘルメットやガスマスクで身を固めたデモ参加者は、一斉に犬の鳴き声をまねて嘲笑した。

 付近を走る自動車やバスが警笛をファンファーレのように鳴らしてデモ隊への支持を表明するたび、歓声と拍手が上がる。

 周囲にはやじ馬的な市民も多く、酔いの回った中高年の男性が「俺は学生を支持してるぞ」と叫んだ。

 深水●(=土へんに歩の「、」を取る)署を標的としたのは、同署近くの店でレーザーポインターを複数購入した学生リーダーが8月上旬、私服警官に「攻撃性武器の所持」を理由に逮捕されたことへの抗議だという。

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