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「無許可デモの告知やめよ」 露、米グーグルに警告 モスクワ市議選問題で

8月10日に行われたモスクワ市議会選の不正疑惑をめぐる抗議デモ。数万人が参加し、プーチン政権を批判するシュプレヒコールが上がった=モスクワ(小野田雄一撮影)
8月10日に行われたモスクワ市議会選の不正疑惑をめぐる抗議デモ。数万人が参加し、プーチン政権を批判するシュプレヒコールが上がった=モスクワ(小野田雄一撮影)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア通信規制当局は11日、9月に予定されるモスクワ市議会選の不正疑惑に対する無許可抗議デモの動画配信を告知するのは選挙妨害に当たるとして、動画サイト「ユーチューブ」を運営する米IT大手グーグルに対し、「無許可デモの告知を防ぐための対策を講じるよう求めた」とする声明を発表した。

 声明は、動画が配信されたことを利用者に知らせる「プッシュ通知」を問題視。「グーグルが対応しない場合、主権への干渉や選挙妨害とみなし、相応の措置を取る」と警告した。

 一連の抗議デモをめぐっては、露テレビ局がほとんど報じない一方、非政府系団体などがユーチューブを通じてデモの様子をリアルタイムで配信。当局側には、デモの情報を遮断することで、事態の沈静化を図る狙いがあるとみられる。

 露非政府系団体によると、8月10日にモスクワで行われたデモには約6万人が参加。大規模デモが始まった7月中旬以降で延べ10万人近くが参加している。警察当局はこれまでに2000人以上を拘束した。

 デモの拡大にロシアは神経質になっている。露外務省は8月8日、ドイツメディアが無許可デモへの参加を露市民に呼びかけたとして、在露独大使館に抗議。9日にも、無許可デモの開催場所をSNS(会員制交流サイト)上で告知したとして、在露米国大使館に抗議したと発表していた。

 モスクワ市議会選をめぐっては、反体制派の活動家ら10人以上が、候補者登録に必要な有権者の署名5000人分を市選管に提出したものの、市選管は署名の偽造を理由に登録を却下。反体制派の立候補を阻止するために有効な署名が故意に無効にされた疑いが指摘され、活動家らの呼びかけで抗議デモが続いている。

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