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イタリア右派与党が内閣不信任案提出 総選挙前倒しを要請 連立内の対立激化で

イタリアのサルビーニ副首相兼内相(ロイター)
イタリアのサルビーニ副首相兼内相(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのコンテ連立政権に参加する第2与党の右派「同盟」は9日、政権に対する不信任案を上院に提出したと発表した。同盟を率いるサルビーニ副首相兼内相は先立つ8日、第1与党の左派「五つ星運動」との関係修復は不可能だとして、コンテ氏に議会の解散と総選挙の実施前倒しを求めていた。

 イタリアでは昨年6月に五つ星と同盟の連立政権が樹立されたが、両党は財政などさまざまな重要政策で衝突を繰り返し、最近では伊北部と仏南部を結ぶ高速鉄道の建設に五つ星が反対し、対立が深まっていた。

 ロイター通信などによると、サルビーニ氏は8日、「有権者に迅速に選択肢を与えるべきだ」と表明。一方、コンテ氏は議会解散権を持つマッタレッラ大統領と協議し、「政治危機への手順を指示するのはサルビーニ氏ではない」と強調した。五つ星のディマイオ副首相は「覚悟はできている」とし、選挙前倒しを辞さない構えを見せた。

 上院は12日に不信任案に関する審議を行う予定。可決の場合、コンテ氏は辞職を余儀なくされるとみられる。一方、大統領は来年の予算編成を控える時期でもあり、現時点の総選挙に慎重との見方も伝えられる。

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