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【中東ウオッチ】トルコ大統領、試練の夏 求心力低下…経済・安保にも不透明感

 しかし、エルドアン氏は26日、米政権がF35の供給を拒否するなら、別の国から戦闘機を入手する意向を表明、一歩も引かない構えだ。ロシアの国営防衛企業は、トルコが望むなら最新鋭戦闘機スホイ35を供与する用意があるとしている。

 こうした中、トランプ米大統領は26日、S400を導入したトルコを「非難しない」と述べ、制裁の可否の決定期限についても明言しなかった。ロシアが主要兵器を今後もトルコに供給し続けるなら、NATO体制が根底から揺らぐ事態となるだけに、対応に苦慮している様子がうかがえる。

 米国は16年のクーデター未遂事件で、トルコ当局が「黒幕」と断定した米国在住のイスラム指導者、ギュレン師の身柄引き渡しに応じていない。また、米国はシリア内戦で、少数民族クルド人の民兵組織を支援してきた。同組織は、分離独立を掲げるトルコの非合法組織「クルド労働者党」(PKK)の分派とされる勢力だ。エルドアン氏とトルコの「離反」の底流には、こうした問題での米側への反発があることは間違いない。

 経済、政治、さらには安全保障と、政権の盛衰を分ける重要課題がめじろ押しのエルドアン氏。今年はひときわ暑い夏になりそうだ。

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