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FRBは“トランプ介入”に屈したのか 利下げ決定

記者会見するパウエルFRB議長=7月31日、ワシントン(ロイター)
記者会見するパウエルFRB議長=7月31日、ワシントン(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)が決めた利下げは、貿易の鈍化や海外経済の減速が米国に波及するのを防ぐ「予防的」な対応策だ。ただ、トランプ大統領は、大統領選を優位に運べる好景気を維持しようと、利下げを繰り返し要求してきた。パウエルFRB議長は否定するが、市場は利下げ判断の背景に「大統領の圧力」を嗅ぎ取っており、今後のFRBの独立性維持に難題を投げかけている。

 「いつも通り、パウエル(議長)には失望した」

 トランプ氏は7月31日のパウエル氏の記者会見後、すぐにツイッターにそう投稿し、FRBが同日決めた金利の引き下げが0・25%と小幅にとどまったことに不満を表明した。

 トランプ氏は、市場が期待したのは「長期にわたる攻撃的な金利引き下げサイクルだ」と述べ、さっそく利下げの継続を迫った。

 現職大統領の再選には景気の好不調が大きく影響する。トランプ氏が求めた利下げに応じた形になったことを、パウエル氏も意識しているのだろう。この日の会見で同氏は「金融政策の討議に政治的考慮が働く余地はない」と強調した。

 米国の失業率は半世紀ぶりの低水準で推移。4~6月期の実質成長率は2・1%を記録した。堅調な景気を踏まえ、31日の連邦公開市場委員会(FOMC)の採決では、金利据え置きを主張する2人が、利下げに反対票を投じた。

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