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民主党候補者討論会、バイデン氏が一転攻勢 米大統領選

米民主党の大統領選候補者討論会に出席する、バイデン前副大統領(左)とハリス上院議員=7月31日、ミシガン州デトロイト(ロイター)
米民主党の大統領選候補者討論会に出席する、バイデン前副大統領(左)とハリス上院議員=7月31日、ミシガン州デトロイト(ロイター)

 【デトロイト=黒瀬悦成】米野党・民主党は7月31日、来年11月の大統領選の党候補指名争いに向けた第2回候補者討論会の2日目の討論を中西部ミシガン州デトロイトで開いた。世論調査で支持率1位のバイデン前副大統領が、6月の第1回会討論会での消極的姿勢から一転して攻勢に転じ、引き続き「最有力候補」の位置に踏みとどまることに成功した。

 参加した10候補の論戦で最も注目されたのは、バイデン氏と、第1回討論会で同氏を「人種差別主義者の上院議員と協力した」と追及して支持率を上げたカマラ・ハリス上院議員による2度目の直接対決だ。

 内政分野の重要懸案である医療保険制度改革をめぐり「国民皆保険の導入」を唱えたハリス氏に対し、バイデン氏は「3兆ドル(約330兆円)の費用がかかり、中流層の税負担増につながる」と反論し、現行の医療保険制度改革法(オバマケア)の改定で対処すべきだと訴えた。

 移民問題では、ハリス氏が同党左派勢力の「不法移民を犯罪者として摘発しない」との主張を支持すると表明したのに対し、バイデン氏は「不法移民は犯罪だ」と明言し、立場の違いを際立たせた。

 バイデン氏に対しては、他の候補も次々と論戦を仕掛けたが、同氏は様々な場面で執拗(しつよう)に食い下がったビル・デブラシオ・ニューヨーク市長を「私に愛情を示してくれてうれしいよ」といなすなど、当意即妙の対応を見せた。

 一方、ハリス氏にとり思わぬ「伏兵」となったのが、ここまで支持率下位に甘んじていたトゥルシ・ギャバード下院議員だ。

 ギャバード氏は、ハリス氏がカリフォルニア州で検事を務めていた当時、冤罪(えんざい)で死刑判決を受けた被告の無実を裏付ける証拠の採用を阻止しようとしたと繰り返して追及。ハリスは弁明に終始し、正面から反論することができなかった。

 いわゆるロシア疑惑に関しては、コリー・ブッカー上院議員やフリアン・カストロ元住宅都市開発長官が「議会はトランプ大統領の弾劾手続きに即刻着手すべきだ」と主張したのに対し、デブラシオ氏らは「トランプ氏を来年の選挙で打倒することが最良の弾劾行為だ」と強調した。

 討論会を主催者したCNNテレビは、バイデン、ギャバード、ブッカー、カストロ各氏を「勝者」とする一方、ハリス氏は「期待外れだった」と判定した。

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