1億人分の情報流出か 米金融大手、過去最大規模
【ワシントン=塩原永久】米金融大手キャピタルワンは29日、同社の顧客データが外部から不正アクセスを受け、米国とカナダの計1億600万人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。米メディアは主要銀行の情報流出で過去最大規模としている。米連邦捜査局(FBI)がすでに不正アクセスをした容疑者を拘束した。
同社によると、流出したデータは、2005~19年に同社のクレジットカード発行を申請した個人や事業者の住所や生年月日、収入など。約14万人分の社会保障番号なども漏洩(ろうえい)した恐れがある。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、容疑者は米IT大手企業の元技術者という。