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李鵬氏告別式 天安門広場に半旗

中国の李鵬元首相の告別式が行われた29日、北京の天安門広場に掲げられた半旗(共同)
中国の李鵬元首相の告別式が行われた29日、北京の天安門広場に掲げられた半旗(共同)

 【北京=藤本欣也、西見由章】今月22日に90歳で死去した中国の李鵬元首相の告別式が29日、北京の八宝山革命公墓の式場で行われた。国営新華社通信によると、習近平国家主席ら中国共産党最高指導部メンバーの政治局常務委員7人のほか、王岐山国家副主席、江沢民元国家主席らが参列。天安門広場や人民大会堂などでは半旗が掲げられた。

 李氏は1989年の天安門事件の際、民主化要求デモの弾圧を主張するなど党内保守派として知られた。

 この日、雨が降る中、天安門広場にいた中国人の男性観光客(30)は、李氏について「印象に残っていることはない」と述べ、その死去に無関心だった。

 天安門事件の遺族グループ「天安門の母」の尤維潔(ゆう・いけつ)代表=北京市在住=は「死去によって、彼(李氏)が自らの国に対して犯した罪がなくなるわけではない。われわれは当時の政府・国の指導者の責任を今後も追及していく」と語った。

 民主活動家の胡佳氏=同=によると、李氏の死去が発表された23日以降、通信が遮断されSNSにコメントできなくなった。29日は自宅に軟禁されたといい、「天安門事件30年の年に死去したことで当局はやや緊張している」と話した。

 24日付の中国紙、北京青年報は、1面の「李鵬同志死去」を伝える記事のすぐ下に、「花束を受け取って喜ぶ学生たち」の写真を掲載した。国際数学オリンピックで4年ぶりに中国チームが優勝したことに関する写真だったが、李氏の死去を喜んでいるような紙面構成だったため、当局の調査を受けたとの情報もある。

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