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「白旗」掲げた北の船越境で韓国軍緊迫 結局は即送還

 【ソウル=桜井紀雄】韓国軍は、27日深夜に海上の南北境界線に当たる北方限界線(NLL)を越えて韓国側に入った北朝鮮の小型木造船を29日に北朝鮮側に引き渡したと明らかにした。船は亡命意思を示すのに使う白い布をマストに掲げていた。軍は先月、別の北朝鮮漁船の韓国の港への接岸を見逃す失態を演じただけに厳重態勢で臨んだ。

 韓国軍合同参謀本部などによると、木造船が日本海側のNLLを越えたため、高速艇などを急派。近くの哨戒艦も偶発的な事態に備えた。越境船に対し、通常は退去を命じるだけだが、軍は木造船を北東部、襄陽(ヤンヤン)の軍港に曳航(えいこう)し、調査する異例の措置を取った。

 船には3人が乗っており、航路を誤ったと説明。海上で亡命意思を尋ねると「いいえ、大丈夫です」と否定した。即座の送還決定に関して統一省は「船員の自由意思に基づく」と強調。北朝鮮への刺激を避けようとしたとみられる。

 船員の1人は軍服を着ていたが、韓国軍当局は、朝鮮人民軍傘下で副業でイカ釣りを行う船とみている。マストの白い布については「大型船との衝突を防ぐため、出港時から掲げていた」と陳述したという。

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