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コーツ米国家情報長官が辞任へ 後任はラットクリフ下院議員

米閣僚や高官、相次ぐ交代
米閣僚や高官、相次ぐ交代
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 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は28日、米国の17情報機関を統括するコーツ国家情報長官が8月15日付で辞任するとツイッターで発表した。両者はロシアや北朝鮮、イランなど外交分野での重要懸案をめぐる情勢分析で繰り返し衝突し、今年に入り辞任説が取り沙汰されていた。後任にはトランプ氏に近いジョン・ラットクリフ下院議員(共和党)を指名するとしている。

 コーツ氏は2017年3月に長官に就任。ウクライナ問題やサイバー攻撃などに関しロシアに厳しい見方を示し、プーチン大統領に友好姿勢をとるトランプ氏と対立。昨年7月の米露首脳会談をめぐっては、コーツ氏が「何が話し合われたか把握していない」と明かし、米議会などから懸念が浮上した経緯がある。

 また、今年1月の議会公聴会では「北朝鮮は核放棄しない」との見通しを述べ、「北朝鮮はもはや脅威でない」などと述べたトランプ氏の意見の相違が鮮明となっていた。

 ラットクリフ氏は検察官などを経て15年から下院議員。今月24日、ロシア疑惑の捜査を指揮したモラー元特別検察官が証言した下院司法委員会の公聴会ではトランプ氏を擁護し注目された。昨年更迭されたセッションズ前司法長官の後任にも取り沙汰された。

 ラットクリフ氏の長官就任には上院の承認が必要。

 一方、客観的な情報分析の提供が必須とされる国家情報長官に「親トランプ」系議員が就任することに懸念の声も浮上している。

 キング上院議員(無所属)はツイッターで「国家情報長官は、たとえ政治的に不都合でも、大統領に事実の誠実な分析を提供する必要がある」と指摘した上で、コーツ氏の辞任は「国にとって甚大な喪失だ」と表明した。

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