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【コリア実況中継!】韓国ロックフェス「終焉の危機」 “日本に便乗”に限界

2006年に開催され、記者も参加した「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」。劣悪な環境下でも盛り上がりを見せ、韓国ロックフェスブームの先駆けとなった
2006年に開催され、記者も参加した「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」。劣悪な環境下でも盛り上がりを見せ、韓国ロックフェスブームの先駆けとなった

 夏の風物詩、野外ロックフェスティバルをめぐり、韓国を代表する大型フェスが開催3日前に突如中止を発表する異例の事態を迎えている。国内でのロック人気の低迷が顕在化した格好で、現地メディアからは「韓国ロックフェス文化は終わりを迎えた」との声が挙がる。影響は韓国の音楽ファンにとどまらず、同時期に日本で開催されるロックフェスの出演者交渉にも及ぶ可能性がある。(外信部 時吉達也)

 23日に開催中止が発表されたのは、ソウル南東・利川を会場とする「ジサン・ロックフェスティバル」。オアシスやレディオヘッド、レッド・ホット・チリペッパーズといった海外の有名バンドを迎えて、2009年から続いてきた「ジサンバレー・ロックフェスティバル」を新たな主催者が引き継ぎ、26日から3日間の日程で2年ぶりに開催される予定となっていた。

 「時代の流れを読めず、観客と意思疎通ができなかった」。主催者は開催中止理由に関し抽象的な説明に終始するが、現地メディアは「メーンアクトとなる海外アーティストの招聘(しょうへい)失敗」と「集客の低迷」を挙げる。

 韓国では日本のロックフェスの草分け「フジロック・フェスティバル」の初開催から2年後の1999年に初の大型フェスを開催。その後は空白期間が続いたが、2006年の「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル」開催成功が呼び水となり、後発のロックフェスが次々に誕生した。2013年ごろまで、規模は拡大の一途をたどった。

 共通した特徴は、「フジロック」や都市型フェス「サマーソニック」などと日程を重ねることで、来日したアーティストを「ついでに韓国国内の舞台に立たせる」(「ソウル経済」紙)戦略だった。オアシスら前述のバンドも、みなフジロックなどと掛け持ちして出演していた。

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