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朝鮮戦争休戦66年 北が対米非難を封印 「自力更生」呼びかけ

朝鮮戦争の休戦協定締結から66年を迎え、故金日成主席(奥左)と故金正日総書記の銅像が立つ「万寿台の丘」に献花に訪れた市民ら=27日、平壌(共同)
朝鮮戦争の休戦協定締結から66年を迎え、故金日成主席(奥左)と故金正日総書記の銅像が立つ「万寿台の丘」に献花に訪れた市民ら=27日、平壌(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結から66年となる27日、休戦を“戦勝”と位置付ける北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の下に結束し、戦時の意気込みで経済建設に勝利すべきだと訴える社説を掲げた。米国への非難や核・ミサイル開発への言及はなく、休戦状態にある朝鮮戦争の終結問題にも触れられなかった。

 金正恩氏が6月末に板門店(パンムンジョム)でトランプ米大統領と非核化交渉の再開で合意しただけに、米国を「米帝」として敵対心をあおった旧来のプロパガンダは封印。かといって制裁緩和の見通しは立たず、ひたすら「自力更生」を呼び掛ける苦しい内情を浮き彫りにした。

 26日には、平壌で“戦勝”を祝う中央報告大会が開かれ、朝鮮人民軍の金秀吉(スギル)総政治局長が報告で、金正恩氏の決断や意志で北朝鮮を「世界的な軍事強国」にしたと称賛したが、対米非難はなかった。

 ソウルでは27日、米韓側の国連軍として参戦した各国の元兵士らを招いた式典が開かれ、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が、平和は未完だとし、「昨年始まった南北と米国の対話を発展させ、平和を定着させたい」と訴えた。

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