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離反進めば国際安保環境に影響 トルコ

 ロシアが資源に乏しいトルコに取り入る狙いは鮮明で、S400の供与と重ね合わると、「兵器とエネルギー」をセットで売り込み自陣に招き寄せるロシアの典型的な手法といえる。

 他方、NATOにとりトルコは中東を見渡す前線基地の役割を果たしてきた。南部のインジルリク空軍基地には米軍が駐留し、シリア内戦でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に空爆を行う拠点となった。アフガニスタン駐留米軍の後方支援拠点としても使われている。

 トルコはトランプ政権が軍事、経済面から圧力を加えるイスラム教シーア派大国のイランに加え、シーア派人口が国内最大のイラク、内戦が続くシリアと国境を接しており、地政学的にも重要な位置にある。近年は関係がぎくしゃくしているとはいえ、欧州からみれば「安定の防波堤」ともいうべき存在だ。

 エルドアン政権はイスラム色の濃い政策を打ち出すが、もともとは世俗主義がトルコ建国以来の国是で欧米の価値観に一定の理解を示してきた。トルコの「NATO離れ」は計り知れぬ激震となる恐れがある。

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