PR

ニュース 国際

英独仏がイラン批判 タンカー拿捕 核合意維持の3カ国足並み

ホルムズ海峡
ホルムズ海峡

 【カイロ=佐藤貴生、ベルリン=宮下日出男】イランの革命防衛隊がホルムズ海峡で英タンカー「ステナ・インペロ」を拿捕(だほ)した事件で、ハント英外相は20日、不法で地域を不安定化させる「危険な道」を選んだと非難し、イラン側に問題解決を急ぐよう重ねて要求した。フランスとドイツの両国も懸念を表明しており、イラン核合意の維持を目指してきた欧州3カ国がそろって厳しい立場を示した。

 ハント氏は20日、英領ジブラルタル沖で4日に英海兵隊などがイランのタンカーを拿捕した事件について「解決策を模索している」とする半面、英船舶の航行の安全確保は譲れないと強調した。

 独外務省の報道官は今回の拿捕を受け、「民間船舶への正当化できない侵害」であり、「最も厳しく批判する」との声明を発表。タンカーの「即時解放」を求めた。仏外務省も「重大な懸念」を表明し、イランの対応を強く批判するとの声明を出した。

 一方、イラン側は「ステナ・インペロ」は位置情報の発信器を切り、警告を無視して誤った航路を進んでいたと主張。イランのメディアは当局者の話として、同タンカーはイランの漁船と衝突し、救難要請を無視したと伝えた。

 タンカーはホルムズ海峡に面するバンダルアバスの港に移動したが、当局者らは「23人の乗組員は捜査が終了するまでの間、艦内に残す」と述べた。必要があれば、船舶操縦などの技術面について事情を聴く可能性があるとしている。

 イラン側は一連の主張を通じ、今回の拿捕に関する自らの正当性を訴えている形だ。トランプ米政権がホルムズ海峡をめぐる有志連合の結成に動く中、国際的な批判が強まるのを回避したい思惑が垣間見える。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ