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【台湾有情】柴犬は「金運招き犬」

 「台湾では最近、日本の柴犬がはやっています。なぜだか分かりますか」

 ある会合で知人がこう切り出した。確かに、街中で何度か散歩中の柴犬を見かけたことがある。以前は真っ黒な「台湾犬」や雑種犬が道ばたで寝転がっていたものだが、近頃はトイプードルなどの純血種をきちんとリードを付けて散歩する人が増えた。柴犬もその手のことだろうと思っていて、理由まで考えたことがなかった。

 すると知人は「中国語の『柴(チャイ)』の発音が『財(ツァイ)』に似ていて縁起が良いからです。柴犬は財産を招く犬なのです」という。台湾なまりの中国語では、チャイとツァイの区別が曖昧で、ほぼ同じ発音になるのだ。しかし、飼い犬の種類にまで縁起を担ぐとは。しかも、それがお金にまつわる験(げん)担ぎとは恐れ入る。

 そういえば「高雄発大財(高雄、大もうけ)」を連呼し南部・高雄市の市長に当選、今や野党、中国国民党の総統候補にまでなった韓国瑜(かん・こくゆ)氏も市長選の最中、自分が飼っている柴犬を選挙集会に連れてきていた。なるほど、あの犬にはそういう意味があったのかと、蒙(もう)を啓(ひら)かれた思いだ。

 日本にも「招き猫」の例があるのであまり大げさに言うのも変だが、台湾の人々のお金に対する思い入れは、並大抵なものではないようだ。(田中靖人)

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