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【めぐみさんへの手紙】拉致解決 カギは子供たち 立川市立立川第七中教諭・佐藤佐知典さん 59歳

 11年に赴任した立川七中で初めて授業で拉致問題を取り上げた。これまでに計4回、滋さん、早紀江さん(83)夫妻を招き、全校生徒を集めて講演会を開いた。生徒らには解決のためできることを議論させ、思いをまとめた作文を新聞などに送る課題にも取り組ませてきた。

 佐藤さんは最近、若い世代に問題を語り継ぐ重要性を強く感じている。膠着(こうちゃく)する情勢への憤りとともに、「助けを待つ被害者が忘れ去られる」という焦燥感にもかられる。そういう時は、「拉致解決のカギは若い世代への啓発」という初心に立ち返るのだという。「子供たちが拉致問題を知れば親、兄弟、友人、そして社会に広がる。必ず世論にも繋(つな)がるはずです」

 生徒が中学生の間にめぐみさんの両親の声を聞けるよう、3年に1度のペースで開かれてきた講演会は、両親の高齢化で参加が難しくなったが、一昨年には帰国した被害者の蓮池(はすいけ)薫さん(61)が講演を行い、授業にも参加した。

 拉致という過酷な体験に聞き入る生徒らを見つめ、佐藤さんは蓮池さんら被害者5人が帰国した14年当時のわが国を思いだしたという。「蓮池さんらが帰国するまで、拉致への関心は薄く、疑う声さえあった。北朝鮮が拉致を認める数カ月前の署名活動の帰り道、日韓が共催したサッカーワールドカップに沸く世間を横目に、悔しくて、悲しくて、『命の意味』を何度も自分に問いかけた」

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